ゲームの基本
2-7トリプルドローはローボール(低い手が強い)のドローポーカー。NLHとは真逆で、最も弱いハンドを作ることが目的。ストレート・フラッシュも弱い手として扱われ、Aは常にハイカードとして扱う。
NLHとの主な違い
弱いハンドが勝つ(ローボール)
Aは常に「1」ではなく「14」扱い(ハイカード)
ストレート・フラッシュは弱い手(避けるべき)
3回のドロー機会がある(カードを交換できる)
コミュニティカードなし、5枚全て手札
ハンドランキング
数字が小さく、ペアなし、ストレートなし、フラッシュなしが強い。最強ハンドは2-3-4-5-7のノースーツ。
| 順位 | ハンド | 備考 |
|---|---|---|
| #1 | 2-3-4-5-7 | 最強。通称「ナッツ」 |
| #2 | 2-3-4-6-7 | 2枚目に強い |
| #3 | 2-3-5-6-7 | |
| #4 | 2-4-5-6-7 | |
| #5 | 2-3-4-5-8 | 8ハイ最強(85ロー) |
| - | 2-3-4-6-8(86ロー) | 85ローの次 |
| 弱 | ペア・ストレート・フラッシュ | 全て弱扱い |
⚠️ やりがちなミス
A-2-3-4-5 → Aがハイカードなのでストレートではなく弱い手…ではなく「Aハイ」の普通に弱いハンド
2-3-4-5-6 → スモールストレートなので弱い手(ペアより弱い)
同スートが揃ったら → フラッシュ扱いで弱くなる
強さの判断方法:最も大きいカードから比較する。例えば7-5-4-3-2 vs 7-6-2-2-2なら、どちらも7ハイだが2枚目が5 vs 6なので前者が勝ち。
ゲームの流れ
1
ポストブラインド & ディール
SB・BBがブラインドをポスト。全員に5枚配られる。
2
1stベッティングラウンド
プリドロー。UTGから通常通りアクション(フォールド・コール・レイズ)。
3
1stドロー
SBから順に交換するカードを選ぶ。0〜5枚交換可能。交換しない場合は「スタンドパット」。
4
2ndベッティングラウンド
SBから再度アクション。
5
2ndドロー
再度カードを交換。
6
3rdベッティングラウンド
SBから再度アクション。
7
3rdドロー(最終)
最後のドロー機会。
8
最終ベッティング & ショーダウン
最後のアクション後、残ったプレイヤーでショーダウン。最弱ハンドが勝ち。
基本戦略
プリドローのハンド評価
まず「何枚残せるか」を考える。良いスターティングハンドとは、7以下のカードを多く持っていること。
| スターティングハンド | 評価 | アクション |
|---|---|---|
| 3枚以上の7以下(バラ) | ◎ 強い | レイズ/コール |
| 7以下2枚+8か9 | ○ まずまず | コール |
| ペア1つ+7以下2枚 | △ 微妙 | ポジション次第 |
| 8以上が多い | ✕ 弱い | フォールド推奨 |
| ツーペア以上 | ✕ 弱い | フォールド |
プリドローの基本判断
7以下3枚以上あればほぼプレイ可能
8は「使えないことはないが弱い」カード
9以上・A・ペアはできるだけ捨てたい
ポジションが良ければ少し広くプレイできる
ドロー戦略
何枚交換するかは相手への情報漏れにもなる。多く交換するほど弱いと読まれやすい。
0枚(スタンドパット)
完成ハンドまたはブラフ。相手に強いシグナル。8ハイ以下ならパットが基本。
1枚交換
4枚残して1枚引く。7ハイや8ハイが完成間近。最も多いドロー。
2枚交換
3枚の良いカードが揃っている状態。まだ弱いが可能性あり。
3枚以上交換
弱い手。基本的にはフォールドを検討。よほどポットが大きい場合のみ。
ドローの優先順位
ペアを崩して1枚引く → ペアは絶対に残さない
ストレート・フラッシュになりそうなカードを崩す
最大のカード(一番大きい数字)から捨てる
3rdドロー後はどんな手でもパットが基本
⚠️ ドローの注意点
2-3-4-5 の4枚を持っていても、6を引くとストレートになり弱くなる
同スート3枚以上を残すとフラッシュのリスクが高まる
3rdドローで8ハイが完成したら基本的にパット(スタンドパット)
ポジションの重要性
2-7 TDでもポジションは非常に重要。後ポジションほど相手のドロー枚数を見てから判断できる。
後ポジションの優位性
相手が何枚ドローしたか見てからベットサイズを決められる
相手がパット(0枚)なら警戒、3枚なら弱い
スタンドパットのブラフが効きやすい(後ポジションほど信頼される)
ブラインドからはポジション不利なので守備的に
ドロー枚数の読み方:相手が1枚ドローなら8〜9ハイのワンカードドロー、0枚(パット)なら完成ハンドかブラフの二択。3枚以上ドローしてきたら基本的に弱い。
実践のコツ
初心者が意識すべきこと
Aを過大評価しない → NLHと違いAは邪魔なカード、即座に捨てる
ストレートドローに注意 → A-2-3-4-5など気づかずストレートを作りがち
8ハイでも十分勝てる → 完璧なハンドを目指しすぎない
相手のドロー枚数を常に記憶 → 何枚引いたかが最大の情報
スタンドパットブラフ → 強いプレイヤーは弱い手でもパットしてベットする
よくあるミス
NLHの強い手の感覚を持ち込む(フラッシュが強いと思い込む)
3rdドロー後に弱い手でもドローしようとする
ペアを2枚捨てずに1枚だけ捨てて4枚引こうとする
相手のドロー枚数を見落として間違ったレンジ読みをする
2-7 TDはNLHプレイヤーが最初に触れるミックスゲームとして最適。「弱い手を作る」という発想の転換さえできれば、基本的な判断はシンプル。まずはライブで数回プレイしてみるのが一番の近道。